悩みどころ

映像制作において幼稚園の撮影におけるジレンマが2つ
 ・利益がでない仕事もあるが好きだから続けたい
 ・子供目線で撮りたいが、広く均等に撮らなければいけない

です。

なぜ利益がでないか?

利益がでないのは、少子化やデジタル家電・スマホの高性能化、コピー技術の発達などによって年々DVDやBDの売上枚数が落ちていくからですが、枚数が減ったからといって値段を上げれば余計に売れなくなります。

では撮影する学校を増やせばいいかというと、学校行事はだいたい同じ日に行われるので1校増やせば人員2名と機材2式増やして、編集日も増やさなければなりません。

これを外注さんにお願いしてレンタル機材で撮影し、編集後工場でパッケージにすると、経費16万円ぐらいかけて5千円ぐらいのDVDが何本売れるか?という感じになります。1人で撮影して編集もテロップ程度という会社さんもありますが、好きな仕事だからこそそれはしたくありません。

全員が主役

お泊まり保育や遠足、運動会、発表会、卒園式まで撮影をしていると子供達がどんどんお兄さん、お姉さんになっていって最後の卒園式の時には特別な感情がこみ上げてきます。それだけに1人1人の表情を撮り、その子の個性を映像に残していきたいけど、限られた進行の中で全員の思い出を残さなければなりません。

想い…

以前、売上を気にかけてくれた保育園さんから「父母の撮影を禁止しますか?」とご提案いただきましたが、ご父母の方々には我が子をしっかりと撮影していただくようお願いをいたしました。私たちは、個々は長い時間撮れないけど、みんなの思い出として、いつ・どこで・どのように、を基本に友達との思い出や園生活の思い出を映像に残していきます。

子供達が大きくなって、小さい頃の夢や友達・先生を懐かしむキッカケとなるアイテムを創る。

これは利益がなくてもやるしかない!